全国的に暑い日が続き、秋物の稼働が遅れた。冬まで使えるジャケットやレザーアイテムを早々に店頭で見せる店もあるが、今月は残暑でも羽織りとして活躍する長袖シャツにロンTを組み合わせて売りつつ、モヘヤ調のカーディガンやベストなどニットトップをコーディネートアイテムとして提案する店が多い。シャツはゆったりしたタイプが多く、スウェットシャツなどカットソーアイテムは、ジャストサイズやショート丈などコンパクトにまとめ、股上の深いワイドシルエットのパンツを合わせるバランスが若年層には人気となっている。パンツは関西ではカーゴパンツなどミリタリー系が根強く売れそうだが、マス化が進んだアイテムのためか、首都圏では極太のジーンズやチノパンが選ばれる傾向が強まっている。靴はレザー系で「ティンバーランド」の「3アイレットモカシン」で別注を仕込んだ店が多い。ただ、月初の時点ではまだ動きは鈍いようだ。スニーカーは「ナイキ」の「エアジョーダン」などがインバウンド(訪日外国人)やマス層に売れているが、今季は「サロモン」を推す店が目立つ。(価格は税込み)
専門店メンズ9月の売り場観測 長袖シャツにニットトップや軽めのアウター
2023/09/08 14:00 更新会員限定
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