アーバンリサーチは4月22日、複数の社内インフルエンサースタッフによるブランド「クルールメリー」を立ち上げ、アーバンリサーチオンラインストアで予約販売を開始する。様々な個性を持つインフルエンサーがディレクションしたオリジナルアイテムを毎月継続的に打ち出していく。
【関連記事】アーバンリサーチ、堀江店を「ザ・グッドランド・マーケット」の旗艦店にリニューアル
ブランド名はフランス語で〝色が混ざり合う〟という意味。インフルエンサーのそれぞれの色(個性)を生かした提案を一つにまとめた。ディレクターを務めるのは男女2人ずつの計4人で、それぞれ社内の異なるブランドで活躍しており、インスタグラムのフォロワーは1万3000人以上、多い人は4万4000人いる。
「服好きなインフルエンサーは、自分で企画して服作りもしたい人が多い」ことから、「社内でそれを具体化する仕組みを用意すれば、モチベーションの向上にもつながる」と考えて実現に至った。豊富な服の知識を生かして生まれた企画を、実際に商品化できるように社内でサポート。方向性としては大量生産や低価格は避けていく方針で、小ロットで希少価値を重視したDtoC(メーカー直販)型ブランドに位置付ける。
発売するのは、なかじさんとimokoさん2人によるメンズとレディスが約10型。レディスはルーズなシルエットのユルユルボーダーカットソー(税込み6050円)やフレアデニムパンツ(8800円)、襟が特徴的なトンガリエリブラウス(8250円)など。メンズは刺繍ロゴのスウェット(9130円)やしわになりにくいフレアスラックス(9900円)などがある。5月にはsakasaさんとオクユウカさんを含む4人の商品が揃う。
主なターゲット層は10代後半~20代前半を想定する。自社ECで販売しているが、「期間限定店もできれば年内に設けてみたい」。ブランドの話題性が高まれば、「外部のインフルエンサーとも協力していきたい」と考えている。