ユニクロ パリのル・マレ店で沖縄伝統芸能イベント

2018/08/07 06:27 更新


 【パリ=松井孝予通信員】日仏友好160年を記念する大規模な文化イベント「ジャポニスム2018」が開幕したパリ。ユニクロのル・マレ店では沖縄の伝統芸能、組踊(くみおどり)を紹介する週末サマーイベント「沖縄の夏」を行った。組踊は今から300年前の琉球王国で、中国との友好を築く外交手段として当時の踊奉行、玉城朝薫によって創作された歌舞劇。沖縄のオペラ、ミュージカルと言える。

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 同店の1階を組踊の舞台に見立て、国立劇場おきなわ芸術監督の嘉数道彦さんによる組踊の説明を聞きながら、舞踏家の新垣悟さんが女形の化粧法と髪形の装飾法を実演、続いて玉城和樹さんの三線(さんしん)の演奏と歌のミニライブ、最後には「坂本節」の舞踏が披露された。多くの来店者らを琉球の世界へと誘い、高い関心を集めた。中庭では、沖縄特産品の試食会や頒布も行われ、猛暑のパリを美しい夏に変えた。

パリのル・マレ店で伝統芸能イベント「沖縄の夏」


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