ユニクロ、高機能中わたアウター「パフテック」を本格販売

2024/10/03 18:00 更新


メンズ、ウィメンズ、キッズなどバリエーションを増やす

 ユニクロは、東レと共同開発した機能性中わたを使ったアウター「パフテック」の販売を本格化する。23年秋冬から販売しているが、24年秋冬は軽さや温かさなど機能性を高め、商品数も増やした。国内外での販促にも力を入れ、グローバルで拡販する。

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 パフテックはダウンの構造を模して開発した。髪の毛の5分の1の細さの中空糸を使ったボール状の中わたが断熱性や保温性を発揮し、水ぬれや湿気にも強い。家庭洗濯ができ、わた抜けの心配が少なく、様々なデザインに対応できる。

 24年秋冬はメンズ4型、ウィメンズ6型、キッズ・ベビー5型を企画した。税込み2990~1万2900円。10月14日から商品特徴を伝える動画を使ってグローバルで訴求するほか、国内では10月3日から、駅ナカの10店の外装をパフテックのキルト柄でラッピングしたキャンペーンを実施している。

国内外で商品特徴を訴求するキャンペーンも行う

 「10年前から開発に着手し、年100回の試作を繰り返し、かさ高性と着心地の両立ができる中わたを作った」。東レの大川倫央GO事業部部長は今後も「毎シーズン、機能をアップデートしてダウンを超えたい」と話す。ファーストリテイリングの勝田幸宏グループ上席執行役員は「ウルトラライトダウンに並ぶ、ユニクロ独自の防寒アウターとしてお客様の選択肢を増やしたい」と語った。



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