ユニクロ、ロンドンで展覧会 「ライフウェア」に焦点

2019/09/18 06:26 更新


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 【ロンドン=若月美奈通信員】「ユニクロ」の服作りの哲学「ライフウェア」に焦点を当てた展覧会が17日、ロンドンのサマーセットハウスで始まった。ロンドン・コレクションに合わせた開催で22日まで。約20年前に海外進出の第一歩としてロンドンに開店した当初は、トレンド商品を廉価で販売するファストファッションブランドに押されて伸び悩んだが、今では他のチェーンの不振をよそに、ロンドン市民の生活に密着したブランドとして広く愛用されている。この展覧会は、体験型のインスタレーションで、イノベーション、クオリティー、サステイナビリティー(持続可能性)の角度から、ユニクロの世界を改めて紹介している。

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 会場内は無縫製横編み機「ホールガーメント」などの技術を紹介するブース、「エアリズム」の生地がつるされた中を通り抜けてひんやりとした感触を体験するトンネルなどのコーナーに分かれ、50足のソックスでできたライトが色とりどりにともる鏡張りの部屋や和室に見立てた「UT」の部屋など、インスタ映えする小部屋もある。

 ニューヨーク、パリに続く開催となった今回、とりわけ注目されるのは「サステイナビリティー」のゾーンで、全商品リサイクルプログラムや水の使用を抑えたジーンズ、ロシアの学生によるユニクロの端切れで作った服などの展示、東レと組んだリサイクルダウンとリサイクルポリエステルを活用した新たな商品開発などが紹介されている。

 ユニクロは20年春夏、異物混入や黄ばみが問題となっていたペットボトルのリサイクルポリエステルの課題を東レの技術で解決した新素材による高機能速乾ウェア「ドライEX」の生産を開始する。一方、着なくなった「ウルトラライトダウン」を店頭で回収し、東レが開発した分離システムによりダウンをリサイクル。9月からまずは日本のみで回収をスタートし、20年秋冬に同リサイクルダウンを一部に使用した商品を発売する。

ロンドン・コレクションに合わせてサマーセットハウスで22日まで開かれる
リサイクルポリエステルとダウンの紹介コーナー
「ホールガーメント」などの技術を紹介するブース

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