ユナイテッドアローズは、ウェルネス分野で客との新たなコミュニティー作りに取り組んでいる。9月9日にヨガがテーマのレーベル「トゥー・ユナイテッドアローズ」が東京・南青山でイベントを開催した。ワークショップやボディーケア、物販など様々な体験を提供し、健康や環境への関心が高い客層でブランド認知度を高める考えだ。
トゥー・ユナイテッドアローズは21年にスタートした。「ユナイテッドアローズ」の六本木ヒルズ店、原宿本店、渋谷スクランブルスクエア店、心斎橋店、名古屋駅店、札幌店、鵠沼海岸の「カリフォルニアジェネラルストア」、自社ECなどで販売している。
主力商品であるヨガ用のウェアや雑貨を使う場を提供することがファン拡大につながると考え、22年5月~23年7月に原宿本店でヨガのクラスを定期的に開催した。9月9日のイベントはその発展版で、ウェルネス全般について参加者が考えるきっかけを作るのが狙いだ。
インストラクターを招いてワークショップを朝から夕方にかけて5回開催したほか、レーベルの商品、ビーガンスイーツや古着を販売し、手持ちのTシャツにシルクプリントを施すサービス、整骨院の出張施術、家庭用浄水器「クリンスイ」と組んだ水に関するトークイベントなども開催した。
浅子智美ディレクターは「トゥーはアクティブウェアのレーベルなので、実際に使う機会を持つことがファンを増やすことにつながる。ヨガのワークショップ、ビーガンスイーツ、水の大切さについて語り合うイベントなど、体験型のイベントを催すことで、自分の健康や地球環境に高い関心を持つ人たちともっとつながりを持ちたい」と話す。