23~24年秋冬トレンドチェック:結果 暖冬響き、冬アウターとブーツが苦戦

2024/01/11 15:00 更新有料会員限定


「グッチ」23~24年秋冬コレクション

 有力ショップに聞いた23~24年秋冬の結果は、暖冬が響いて、本格的な冬アウターが苦戦した。売り上げの支柱となったのは、セーターやカーディガン。雑貨はブーツが振るわず、各種バッグが好調だった。唯一無二のデザイン性、投資する価値のある上質なアイテムが、気候に左右されず売り上げに結びついている。

(松本寧音)

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ブラウスやセーター

 アイテムごとの売れ行きは、トップとパンツが同率で1位、スカートが3位という結果だった。本来、秋冬の売り上げの要となる冬アウターは、暖冬の影響で、一部を除き不振に終わった。アンケート調査でも、5段階評価で「完売、ほぼ完売」に当たる満点をつけた店はなかった。

 「気温が高く、コートやブーツが苦戦」(バーニーズニューヨーク)、「即着意識が特に強いシーズンだった。アウターよりもブラウス~ニット系などの購買ピークが長かった」(ユナイテッドアローズ)、「暖冬と価格高騰などの影響で、アウターが12月に入ってもなかなか動かず、厳しい状況だった」(レイ・ビームス)などの声がある。

 中に着るアイテムが中心のシーズンとなったが、不安定な気候が追い風となり、トップは様々なものが売れた。

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