26年春夏デザイナーコレクションは引き続き、マスキュリン&フェミニンを提案するブランドが多かった。継続トレンドではあるものの、今シーズンは表現方法の幅が広がっている。テーラードジャケットにストレートスカート、パンツスーツにフリルブラウスといった組み合わせで、マスキュリンとフェミニンのエッセンスを同居させている。
(青木規子)
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際立つパラドックス
マスキュリン&フェミニンは繰り返し、コレクショントレンドとして注目されてきた。前シーズンは、軸となるテーラードスーツにフェミニンの要素をちょっぴりプラスして、男性らしさの中に垣間見る女性性に焦点を当てたが、今回は少し違う。マスキュリンとフェミニンのバランスは同じくらい。相反する二つの要素を横並びにすることで、それぞれを際立たせている。
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