16年度の宿泊旅行実施率 54.8%と過去最低

2017/07/31 10:59 更新


■じゃらん宿泊旅行調査2017 1万5555人の宿泊旅行者が対象

【知・トレンド】《データを読み解く》16年度の宿泊旅行実施率 54.8%と過去最低

 リクルートライフスタイルの調査によると、16年度(16年4月~17年3月)の「宿泊旅行実施率」は54.8%で、04年度の調査以来、過去最低だった。特に50~79歳の女性で3.0ポイント減と減少幅が大きい。

 実施者における「年間平均旅行回数」は2.77回と前年度をわずかに下回り、「宿泊旅行1回あたりの平均宿泊数」は1.76泊と前年と同程度。「1回あたりの宿泊旅行費用」は、平均で前年度5万800円から1500円減少し、4万9300円。個人旅行は「宿泊費」「交通費」「現地小遣い」のいずれも前年度を下回った。

 一方、パック旅行は「現地小遣い」のみ400円上昇した。宿泊旅行の動向形態は「夫婦二人の旅行」が25.5%(前年度25.3%)で、次いで「一人旅」が17.2%(17.5%)と続く。「一人旅」は増加傾向にあったが、今年初めて頭打ちになった。一方、「一人旅」の属性は、20~34歳の男性で29.1%(28.8%)、50~79歳の男性で20.1%(19.2%)と、この2属性は増加傾向が続いている。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事