《解説》東洋紡と三菱商事が共同出資 「東洋紡エムシー」を設立した背景

2023/04/11 13:00 更新有料会員限定


左から竹内郁夫東洋紡社長、森重地加男東洋紡エムシー社長、馬場重郎同副社長、塚本光太郎三菱商事常務執行役員

 東洋紡と三菱商事の共同出資による機能素材の事業会社、東洋紡エムシーが4月1日設立、活動を開始した。大手素材メーカーと大手商社が素材の製造、開発、販売までの一連の機能を持つ事業会社を設置するのは珍しい。事業環境の変化が激しい中でこれまでの事業活動を続けていては成長できないという危機感が両社を突き動かした。

(藤浦修一)

【関連記事】東洋紡エムシー始動 30年度に売上高2500億円、営業利益200億円目指す

 新会社発足に当たっての記者会見で、東洋紡の竹内郁夫社長は、同社の成長が伸び悩んでいること、特に海外事業の成長の遅れを挙げ、「今のままでは現状維持もできない」と危機感をあらわにした。三菱商事というパートナーを得て、新たな成長機会を取り込む決意を示した。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事