東レは、創立90周年記念事業として6日、東京国際フォーラムで「東レ先端材料シンポジウム2016」を開いた。8日まで「東レ先端材料展2016」も併催している。
シンポジウムの冒頭に日覺昭廣社長は「世界の政治、経済には不安もあるが、明るい社会に向けて歩んでいかなければならない。先端材料、先端技術で明るいくらしと社会を実現していきたい」とあいさつした。
続いて阿部晃一代表取締役副社長技術センター所長(CTO)が「東レの研究・技術開発戦略―先端材料が拓く、地球の未来―」をテーマに基調報告を行った。その中で、「研究技術開発こそ、明日の東レを創る」を理念にしてきたことを強調し、東レのイノベーションの歴史を振り返った。さらに炭素繊維と水処理にフォーカスし、事例紹介をした。最後に「革新技術は時代を超えて用途を開拓する」とした上で、実現には「ユーザーとの関係深化が重要である」との考えを示した。
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