「トリーバーチ」19年春夏 地中海沿岸の旅がテーマ

2019/01/15 11:00 更新


 「トリーバーチ」は19年春夏、ギリシャ、モロッコなど地中海沿岸の旅をテーマに、繊細な装飾を取り入れ、リラックス感のあるコレクションを企画した。日本でもウェアの販売に力を入れ、バッグやシューズにとどまらないトータルブランドとして、デザイナーが描くイメージを伝えていく考えだ。

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 薄手の白地に複数のレースを切り替えたボヘミアンドレス、サイドにスリットを入れたポロシャツ仕立てのドレスなど、清涼感と軽やかさを感じさせて、品のある印象に仕上げている。

 遊び心を感じるのはテキスタイル。遠めに見ると民族衣装を思わせる重厚な織り柄をプリントで表現したり、一部のレースにトリー・バーチの父が母に送ったラブレターのメッセージを入れたり。カラフルな鳥柄のプリント生地のシリーズは、ビンテージのスカーフ柄を現代風にアレンジしている。同柄をジャカードで表現してサッチェルバッグも作った。

 旅から着想して、バッグの新モデルとしてカメラバッグを作った。トリー・バーチの父が使っていた記憶を思い起こし、マニッシュで機能的な作りとなっている。キャンバスとレザーのコンビタイプで8万6000円。

「トリー・バーチ」19年春夏
ロゴを立体感のある織りで表現した新作のバッグも
新作のカメラバッグ


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