トーマネ "見たことがない"マネキンで市場を元気に

2018/08/16 06:27 更新


 トーマネは9月、二つの新商品を打ち出す。「見たことがないマネキンで、市場を元気にしたい」(岩下久起社長)という。同社は「パルクール」で独自のポーズを作ってきた。開発で市場を活性化する取り組みを継続する。

 9月上旬に投入するのは「ペルシカミニ」。婦人の中心商材の一つ「ペルシカ」を、57センチと4分の1に縮小した。

 市場にあるミニチュアの服を着せることは想定しつつも、人形ではなくディスプレーとして成り立つサイズを検討したという。小さくするだけでなく、サイズに見合うようにバランスを変えるとともに、お盆を持つような腕も開発している。アパレル店のほか、アクセサリー店や飲食店など、使用シーンの広がりを期待している。

57センチの「ペルシカミニ」

 9月中下旬には「ブリリアント」として、唇が発光するタイプを発売する。特許を出願中という。

 唇を光らせることで、目を引く存在感を出す。透明な樹脂製の唇の内側にLED(発光ダイオード)を入れたもので、20の基本色のほかリモコン操作により調整も自在で、服や季節感、口紅のトレンドに応じた表現が可能になっている。

 電源は必要だが、熱くならず重量は従来品と変わらないという。マネキン自体も上半身のバランスを変えており、ボディーカラーはブラックとホワイトでマット仕上げにする。さらに、靴を履き替えるイメージで足を発光させるアイデアもある。

 いずれも販売とレンタルの両方で対応することにしており、楽しさや遊び心を打ち出しながら市場の活性化を目指す。

唇が発光しインパクトのある「ブリリアント」


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