東京ソワールが新事業強化 レンタル店を本格運用

2020/02/13 06:30 更新


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 東京ソワールは新業態や新規事業の開発に本腰を入れている。19年にはレンタルドレス事業を本格化し、百貨店やファッションビルでは直営型ショップの出店も開始した。

(壁田知佳子)

新規客との接点作り

 レンタルドレス事業は新宿マルイ本館で約3年前からテスト導入を始めた。19年5月に東京・表参道の自社ビル内に店舗を設け、同時にECサイトも開設して本格運用を始めた。

 表参道店は約165平方メートルの店内に1000着超のカラーフォーマルが揃う。「ソワールドルチェ」「マリココウガフィルドレ」「エモーショナルドレッシーズ」の同社の百貨店向けブランドがメイン。入卒や受験などマザーニーズのアンサンブルから結婚式のゲストドレス、格式の高いロングドレス、演奏会用の華やかなドレスなど多様なフォーマルシーンに対応する。レンタル料金(4泊5日、クリーニング料・配送料込み)はウェア7000円から、アクセサリー1000円から。レンタル価格は小売価格のおおよそ4分の1から5分の1に設定している。

 定番的な商品は7~15号サイズが揃い、専門知識を持つ販売員から接客を受けられるなど、専業メーカーの強みはレンタル事業にも生かされている。表参道駅近くという立地の良さと、その場で試着ができることもメリット。来店予約は不要で、急なニーズにも対応できる。

 販売商品では売れにくいデザイン性の高い商品が好まれることや、12月に需要が高いなど、既存事業との相違も見えてきた。利用客は40~60代の東京ソワールを良く知る世代が多い。

 1月には創立50周年記念ロゴを手掛けたヴェロニカ・ハリムさんによるモダンカリグラフィーのワークショップを表参道店で開催し、講師のファンなど新規客とのつながりも生まれた。クルーズ旅行とのタイアップ企画も実施している。コト提案もからめて新規客創造と認知拡大に努めていく。品揃え面でも、今年から他社商品の仕入れを増やす予定だ。

カラーフォーマル約1000着が揃う東京ソワールレンタルドレス表参道店

若い世代に高額品も

 昨年9月のグランドオープンに合わせて大丸心斎橋本館に直営型ショップ「フォーマルメッセージ」を出店した。

 百貨店ブランドを中心に品揃えする直営店で、マルイファミリー溝口に続く2店目。公式オンラインサイトと同名の店舗だ。既存のフォーマル売り場よりも入りやすい売り場作りを目指した。

 主力客層は40~60代だが、館全体の客層の若返りに伴い、ファーストフォーマルの需要が高い。母と娘で来店するケースが多く、ファーストフォーマルとして定番の「ソワールペルル」「インディヴィ」だけでなく、「ランバンノワール」「ウンガロ・ソワ」など高価格ブランドが良く売れる。母親世代にもランバンの人気が高く、カラーでもアニマル柄ジャカードのドレスなど個性的でおしゃれなものが売れる傾向が強い。インバウンド(訪日外国人)の買い上げも約1割を占める。

 7階という上層階であることや、店名からフォーマルウェアの売り場かどうか分かりにくいという声もあり、認知向上が課題。館のブログなどSNSや、地域の情報サイトを通じて発信を強化している。

大丸心斎橋店の「フォーマルメッセージ」

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