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増収増益見込む
――前期を振り返って。
前期(23年12月期)は第3四半期の時点で増収増益。特に順調なのは衣料事業です。なかでもユニフォーム部門の学生服向け素材と、郊外型量販店のメンズスーツ向け素材の販売が貢献しました。学生服はモデルチェンジの需要が予定よりも多く、その分、物作りは大変でしたね。
インテリア産業資材事業は、国内が自動車分野の回復により損益が改善しています。展示会でのイベントやホテルのカーペット需要も堅調です。一方で懸案だったのは、中国・広州の自動車内装。5年連続で赤字が続いていますが、昨年11月あたりから黒字に転換しました。
予定していた設備投資の実施による生産効率の向上が効いていますが、需要は想定していたほど回復していません。今年も一番の課題として取り組みます。
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