日本皮革産業連合会はワーキンググループ「シンキング・レザー・アクション」(TLA)を立ち上げ、革に対する環境問題やサステイナビリティー(持続可能性)についての誤解を解き、皮革の素材や生産背景などをより良く理解をしてもらう取り組みを進めている。皮革に対する誤解解消の活動や革の良さの理解を広げる取り組みについて各分野の業界人による座談会を開いた。
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《出席者》
- 日本皮革産業連合会シンキング・レザー・アクション座長、(川善商店社長)川北芳弘さん
- 日本靴工業会副理事(リーガルコーポレーション取締役営業統括本部長)青野元一さん
- 日本バッグ協会会長(野村製作所社長)野村俊一さん
- 日本鞄協会理事長(水野鞄店代表取締役会長)水野一樹さん
- 日本タンナーズ協会会長(モリヨシ社長)森脇繁行さん
牛の皮の45%は廃棄
――基調報告を。
川北 私は皮産連のサステイナビリティー(持続可能性)を発信していく事業、TLAの座長をやっています。TLAは、百貨店、販売員、お客様などが革は動物を殺した産物であるという良くないイメージを持たれていて、実際は革はサステイナブルな素材であるんだということを発信していこうと21年に立ち上げた試みなんです。
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