繊研新聞社が実施した「24年度専門店ランキング調査」は、19~23年実績との比較が可能な83社合計の売上高が4兆8604億5900万円で、23年度比4.8%増、19年度比も9.6%増となり、コロナ禍前の水準を上回って回復が進んだ。店舗数は20年以降、減少傾向にあったが、23年に増加に転じ、24年も全体に増加が続いた。
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郊外主力勢の出店続く
19~23年と比較可能な期末店舗数は67社合計が2万29店。19年比では660店減だが、23年比では88店増で、2年連続で店舗数が増加した。ECシフトや不採算店舗の整理が一段落し、出店拡大にシフトした専門店が増えたことをうかがわせる。