24~25年秋冬に向けたファッションテキスタイルで、ビンテージや凹凸といったキーワードへの注目が高まっている。繊研新聞社が素材関連企業に実施したテキスタイルキーワードアンケート調査(10月20日掲載)でテキスタイルの重点企画を聞いたところ、この間不動の1位となっているサステイナブル(持続可能な)に加え、クラシックや立体感・表面変化といった企画を挙げる企業が多く見られた。
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ビンテージやクラシックに関する企画を重点とする企業が増えている。スタイレム瀧定大阪は、「ネオブルジョア」としてモダンに刷新したフェミニンなブルジョアスタイルを提案。ポップなカラーのレトロファンシーツイードや、軽さ・しなやかさを備えたクラシカルな先染め素材で、新しさを表現する。石橋商事は、「ニュークラシックⅢ」と題したプリント企画で、デシンでアラベスクタイプの幾何柄、ウール混ニットで伝統的な民族衣装のオルテガ柄などをアレンジ。桑村繊維もネップ糸のチェックを充実し、ビンテージ感のある柄展開を図る。