天王寺ミオ、2期連続で過去最高売上高に 改装で新規客伸ばす

2025/12/12 06:26 更新NEW!


来年春にも30店規模でリニューアルを予定している

 大阪・天王寺の駅ビル、天王寺ミオ(運営はJR西日本SC開発)の25年度(26年3月期)売上高が2期連続で過去最高を更新しそうだ。4~11月の売上高は前年同期比7%増で、年間では約440億円を見込む。リニューアルによる新規客の増加などが増収の要因となっている。

 4~11月の業種別売上高は、コスメなど文化用品が12%増と最も伸びている。ここ数年強化してきたキャラクター関連がいい。アクセサリーなど服飾雑貨の身の回り品は7%増、衣料品は5%増。カフェ・レストランも9%増と好調。カード会員売上高は2%増で、新規客が多い非会員売上高は9%増となっている。

 今年春のリニューアルでは、ファッションフロアに高感度なカフェや食物販店を入れ、新規客を増やした。キャラクター関連も新規客増に貢献している。8~10月には開業30周年キャンペーンを実施した。

 来年春のリニューアルは30店規模で予定している。もともと強いといわれているファッションの強化をポイントとする。



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