「タオ」23年春夏コレクション グラフィカルな柄とリボンの量感

2022/10/28 10:59 更新


 「タオ」(栗原たお)は10月26日、コムデギャルソン本社で23年春夏コレクションを披露した。鮮やかな花柄とドットやストライプ、春夏はグラフィカルな柄の組み合わせとボリュームのコントラストで見せる。

 軽やかなオーガンディに描かれたフラワーがふんわりと広がり、リボンやギャザーが量感を彩る。ドレスの胸元に結んだたくさんのリボンディテールやスカートのバックに取ったリボンで、フォルムにコントラストを作る。ガーリーなテントラインのドレスとサロペットのマニッシュなムード。それはいかにもタオらしいラインだが、ケープ風アウターのバックに取ったボリュームやドレスの裾からのぞく透け感、コルセットのようなディテールが、上質なエレガンスとなって静かに主張する。

タオ

 インサイドアウトで着るストライプジャケットの裏地は「LOVE」の文字。カラフルなフラワー柄は実はボタンフラワー。アーティストSHUN SUDO氏の描くボタンフラワーが春夏コレクションの出発点。そこから感じた前向きなパワーを服に盛り込んだ。

タオ

(小笠原拓郎)



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