三重県四日市市の日永で専門店を運営するたまやは自社ECの充実で全国にファンを増やす傍ら、日永エリアの魅力づくりに力を入れている。日永は近鉄四日市駅から四日市あすなろう鉄道に乗り換えて10分ほどの郊外にある。集客の難しいエリアだが、異業種と協力した店作りやイベントを強化。この地区で既存の4棟のビルに加え、10年かけて新ビルの建設も計画し、「あそこにいけばファッションも生活もライフスタイルも面白くなる」と思わせる、高感度な街づくりを進めている。
(森田桃子)
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コロナ下も成長
同社は93年に四日市市でスノーボード用品を扱うスポーツ専門店として創業。以降、スノーボードのアパレルやシューズにも手を広げ、現在日永エリアに計4棟のビルを持つ。アクションスポーツ専門店「エーボニー」が入るエビオビル(延べ床面積約250平方メートル)、「着楽」など高感度なレディス・メンズアパレルをフロアで区切り集積する日がなビル(約600平方メートル)。そのほか、フィギュアなどの玩具専門店やメンズアパレル専門店が集まるネストビル(約300平方メートル)、アウトドア専門店のタイズビル(約660平方メートル)がある。