ワールドグループのエクスプローラーズトーキョー(東京、尾関修司社長)が運営する「タケオキクチ」事業の売り上げが好調だ。今年4月以降はコロナ禍前の水準を超えており、前年同期に比べ約20%増と快走している。コロナ下でも在庫をしっかり持ったことでいち早く復調し、新しいカジュアル商材の投入、ブランドが得意な雑貨の強化で売り場を活気づけた。何よりも社内で危機感を共有し、社風を変革できたのが大きい。11カ月の変則決算となる24年2月期も増収を見込む。
(永松浩介)
「ティーケー・タケオキクチ」を含むタケオキクチ事業の23年3月期の売上高は約100億円。団塊ジュニアを中心顧客とするタケオキクチの87店を始め、20代向けのティーケー12店、アウトレット11店、台湾5店、タイ8店を運営する。タケオはティーケーを抱き込んでSCにも出店。ワールドが掲げるマルチチャネル戦略の成功例の一つだ。
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