高島屋と阪急阪神百貨店 共同で婦人コートの受注会

2021/09/16 06:25 更新


阪急うめだ本店4階コトコトステージ41などで実施

 高島屋と阪急阪神百貨店が共同で婦人服のコート受注会に取り組んでいる。正価販売の強化と在庫圧縮を進める取引先に対し、「百貨店としても、それを後押しする仕組み」(阪急阪神百貨店)という位置づけで、秋冬商戦の重要アイテムであるコートの先行受注会を呼び掛けた。十数ブランドが参加し、両社各店を巡回して受注会を開催している。「23区」「アドーア」「アナイ」「アンタイトル」「インディヴィ」「イネド」「エポカ」「セオリー」「セオリーリュクス」「ビアッジョブルー」ほか、店舗によって取り扱いブランドが異なるものの十数ブランドが参加。

 高島屋では、日本橋店(9月1~5日)を皮切りに、玉川、大阪、新宿、横浜、京都店、JR名古屋高島屋でサンプル商品を順次、集積展開している。受注期間は9月1~26日で、各ブランド店頭や電話でも注文を受け付けている。阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店が15~21日、4階コトコトステージ41、6階プロモーションスペース61で集積展開するほか、神戸阪急などでも同様にコートオーダーイベントを実施する。

 受注会の実施は、正価販売の強化と在庫圧縮の解決策が受注生産とみているため。また、“実需買い”傾向と言われる一方で、DtoC(メーカー直販)ブランドなどを予約で購入する消費行動が増えており、コートの予約販売需要も一定あるとの考えだ。参加した取引先からは、カラー展開など生産数量を決める際の「需要予測になる」との声も届いているという。

 なお、15日に、高島屋が大草直子さんの公式アカウントで午後8時から、阪急うめだ本店は午後8時30分からインフルエンサーによるインスタライブで、受注会のコートを紹介した。



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