《トップに聞く》高松三越社長 鈴木健彦氏 「心動かす」新企業理念を重視

2023/12/06 12:30 更新有料会員限定


鈴木健彦氏

 厳しいと言われる地方百貨店の中で業績を伸ばしている。22年度の総額売上高は前期比5.4%増の216億4100万円、営業利益は大幅増の2億800万円で2期連続の増収増益となった。23年4~9月の売上高は3%増、入店客数6%増で増収増益が続く。23年度は「チャレンジ」をテーマに百貨店としての「新しい価値の提供」に取り組んでいる。

(吉田勧)

 ラグジュアリーブランドや宝飾が引き続き好調なほか、化粧品や紳士服・婦人服が伸ばしています。食品も前年並みと安定しています。23年度、経営方針として重視しているのは、あらゆるステークホルダーに対する全ての行動が、三越伊勢丹ホールディングスの新企業理念「心動かす、ひとの力で。」とつながっていることを全従業員に意識してもらうこと。「さぬき高松まつり」に久しぶりに三越連(踊りのグループ)として参加したのもその一環です。31年に開業100年を迎えます。改めて地元で心動かす存在であり続ける。そのきっかけにとの思いからです。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事