《トップに聞く》鈴六社長 鈴木和人氏 反毛からリユースへ事業転換

2024/07/11 13:00 更新有料会員限定


鈴木和人氏

 繊維リサイクルの鈴六(愛知県岡崎市)は古着を回収・選別し、リユースやウエス(工業用ぞうきん)、フェルト材料に振り分ける。リユースは約50%。その大半は東南アジアへの輸出だ。岡崎市は反毛の産地で、周辺には反毛工場やフェルト工場が並ぶ。同社も「反毛の鈴六」と呼ばれる地域の有力な反毛業者だった。5代目として社長を継いだ鈴木和人さんは、その現状に危機感を持ち、反毛からリユースへと事業の核の転換を進めた。

(神原勉)

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 家業を継ぐため29年務めたワールドを退社し、9年前に当社に入りました。収集した古着を反毛にし、ウエスやフェルト材料として出荷していました。岡崎を中心とした西三河地区は自動車産業が盛んで、カーシート用のフェルトを製造する工場が多く、大規模な工業地帯を背景にウエスの需要も大きい。

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