前回は、アリババのニューリテール構想で代表的な例として、スーパーマーケットの盒馬(フーマー)を取り上げました。店舗をフルフィルメント・センターとしてBOPIS(ネットで注文し店舗で受け取る)や即配の拠点とするのは、アリババだけに限りません。今回のテーマは、異なるアプローチでこれを実現した中国の美団(メイトゥアン)を取り上げます。美団は、米国のビジネス誌に「世界で最も革新的な企業」とされたこともあるマイクロ・フルフィルメントの企業です。
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