スポーツメーカーは海外事業を強化している。国内もコロナ禍から本格的にスポーツ需要が回復してきたが、22年度は円安による押し上げ効果もあり、海外事業の伸びが目立った。特に注目するのがアジア。人口が増加して経済発展が見込まれ、所得水準が上がり、スポーツがより盛んになると予想される。日本は少子化と人口減で市場拡大が難しいため、まだ低い欧米市場での比率を高めつつ、アジアでのさらなる成長に期待が高まっている。
(小田茂)
ミズノは、25年度までの中期計画で売上高の海外比率を40%に高める。海外比率は21年度の33.9%から22年度は38%に上昇した。しかし、「まだ海外比率が低く、伸び代がある」と見る。最も伸ばす地域はアジア・オセアニアの想定。
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