《中小紡績が切り開く未来⑤》近藤紡績所 産地の存続が高付加価値の要

2023/08/22 12:00 更新有料会員限定


 「100年物作りを続けてきた綿紡績として、次の100年も事業を続ける」――近藤紡績所(名古屋市)の近藤大揮社長は強い意志を示す。同時に「国内産地が存続できるよう支えたい。紡績業を続けるには、顧客でありパートナーである産地各社との協業が欠かせない」と強調する。

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次の100年も事業を

 今、繊維のサプライチェーンは全国的に弱体化している。一方、「存在感を示す力のある企業も多数あるが、縦割りで情報や意思疎通が分断している」とし、「これからは情報を共有して良い物を作る協業が必要。その軸の一つを当社のような紡績業が担う」ことを目指す。

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