「100年物作りを続けてきた綿紡績として、次の100年も事業を続ける」――近藤紡績所(名古屋市)の近藤大揮社長は強い意志を示す。同時に「国内産地が存続できるよう支えたい。紡績業を続けるには、顧客でありパートナーである産地各社との協業が欠かせない」と強調する。
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次の100年も事業を
今、繊維のサプライチェーンは全国的に弱体化している。一方、「存在感を示す力のある企業も多数あるが、縦割りで情報や意思疎通が分断している」とし、「これからは情報を共有して良い物を作る協業が必要。その軸の一つを当社のような紡績業が担う」ことを目指す。
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