繊研新聞社が実施した「22年度専門店ランキング調査」によると、93社合計の売上高は21年度比で4.4%増、19年度比0.6%減となり、ほぼコロナ前の水準まで回復した。全体の6割強を占めるランキング上位10社のうち、6社が2年連続増収を果たしたことが要因として大きい。個別には19年度比減収が93社中62社と、過半がコロナ前水準に戻っていない。事業規模や価格帯、扱い商品、主力立地の違いで業績回復の速度には依然として差がある。
(柏木均之)
秋冬商戦で明暗
売上高1000億円以上で、19年実績を上回った企業のうち、しまむらは商品、販売政策の立て直しを進めた成果が20年度から出て3年連続増収、19年比でも18.1%増となった。ワークマンも一般向けのカジュアル「プラス」業態や「#女子」業態がけん引し、10年連続増収。22年の売上高は13年の2.6倍強となった。
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