新店を出すメンズセレクトショップ 人材生かして魅力をもっと伝える

2025/12/11 14:00 更新有料会員限定NEW!


 新店を出すことは、新規客の獲得はもちろん、ECやSNSでつながっているファンをさらに楽しませるための重要な戦略だ。新しい切り口で同一都市に開設、新しい商圏で自店の強みを発揮するケースなど、屋号は同じでもパターンは様々。だが、その実現や成長にはやはり人材が大きなカギを握る。人材を生かし、意欲的な動きを見せるメンズセレクトショップを追った。

【関連記事】東京・吉祥寺の中道通り 新旧の店が交差する人気スポット

カセドラル 大阪・本町に路面店 

若い人材を登用、進化し続ける

 大阪・梅田のメンズセレクトショップ「カセドラル」は10月、大阪・本町にカセドラル本町店を開いた。20代半ばの社員にバイイングを任せ、「変化を絶やさず、進化し続けること」(谷勇紀オーパスジャパン代表)をテーマにした路面店だ。現状は梅田店と同じ商品が約7割を占めるが、「これから独自のセレクトが増え、扱いブランドも変わり続けていく」店になる。

 カセドラルは、突出したプロダクトを持つデザイナーやファクトリーのアイテムを厳選した店として08年にスタート。扱いブランドを一緒に育てる感覚を重視している。コロナを機にSNSで客のイマジネーションが膨らむような発信にも力を入れ、ファンをさらに増やした。「服をもっと楽しめるきっかけになれば」と、オリジナル商品で独自のアプローチも出す。

これまでのノウハウを生かし、こだわりを詰め込んだ店内

 売り上げは順調に推移しているが、「10年以上先を見据えた時に、同じ感覚で若いクリエイターと相対することができるだろうか」と考え、若手の成長にもつながる店作りに着手した。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

無料体験をはじめる

無料体験をはじめる

※無料期間終了後、最低1カ月の有料購読契約が必要です。

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定専門店ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事