コロナ禍を経て、リアルやライブ(生)の価値が高まっている。個店ではリアル店舗での人と人との深いコミュニケーションが今まで以上に求められるようになった。その際、販売現場のスタッフ一人ひとりが主役として活躍できる店こそが顧客から高い支持を得られる。集客・ファン作りにつながるSNSでの情報発信でも現場スタッフの力がますます重要になっている。
発信に動画が不可欠 ファンコミュニティーにも期待
アーク(栃木県宇都宮市)
栃木県宇都宮市を中心にメンズ主力のセレクトショップ「アーク」(18店、ウェブサイトのアークネッツ)を25年以上運営するリストリクトは、ECやSNSなどデジタル戦略を強化しつつ、リアル店と現場の販売スタッフを大切にする姿勢は変わらない。
コロナ下に公式ウェブサイト「アークネッツ」を全面リニューアルし、もともと強かったECの利便性をさらに向上させた。同時に後発だったSNSを強化し、宇都宮市内に本格的な撮影・編集機材を備えたユーチューブ専用スタジオを開設した。伊勢博社長は「若い消費者に情報をしっかり届けようと思うと動画が不可欠」と断言する。
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