「トウキョウソワール」が好調な出足 発売2カ月で計画比65%増

2025/12/23 06:27 更新NEW!


市場環境変化やニーズに対応した新ブランド「トウキョウソワール」

 東京ソワールは、ブラックフォーマルの新ブランド「トウキョウソワール」が10月の発売から2カ月間で売り上げが計画を65%上回り、累計販売数は355着を突破した。「好調な手応えを踏まえ、普遍性と心地良さを大切にした物作りにさらに磨きをかけていく」とする。同社にとって初めての社名ブランドで、「東京ソワールを指名してもらえるお客様を増やしていきたい」として、安心感を背景に知名度アップに取り組んでいる。

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 葬儀は、コロナ禍を契機に家族葬が増えていたが、「冠婚葬祭の式は『大切な日』である」との認識で昨年から一般葬が再び増えているという。そこで、周囲の目も意識して、きちんとした装いを求め、「納得できるものを着たい」「品質が良く、長く着られるものを選びたい」といったニーズの高まりに対応し、アンサンブル、ワンピース、パンツスタイルで、スタンダードなフォーマルを提案している。

 今秋冬物は試験的な3型で、一人で着脱できる前開きファスナー仕様、体形変化を考慮したパターン設計、フォーマル特有の高度な縫製とプレス、家庭洗濯可能なアイテムを企画した。中心価格帯は5万円前後。

 購入者は、50代以上が約68%を占めるが、20代が約5%、30代が約10%、40代が約16%と幅広い。購入者からは、「デザインがシンプルで飽きがこない」「生地が軽くて着心地が良い」「年齢を問わず長く着られそうで、価格もちょうどよい」など好評だ。

 サイズは9~15号を中心とする。ただ、7号や17号を求めるお客の声もあり、より幅広いニーズに応えるために改善を検討していく。

 26年春からの本格展開に向けて6型に拡充し、店舗も70店から約210店に拡大する。26年秋冬は8型を予定する。全国の百貨店、量販店、直営店「フォルムフォルマ」、ECで販売する。



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