スノーピークが25年、初心者向け2ルームテントを新たに売り出す。23年に発売したエントリーモデル「ランドネストドーム」の2ルーム版で、設営のしやすさと快適性にこだわる。税込み8万7780円と、10万円を下回るようにした。
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商品名は「ランドネストシェルター」。1月25日から販売する。キャンプ初心者でも簡単に設営できるよう、逆V字型のフレームを二つ活用することで簡単に自立できる構造にした。インナーテントは前後同型のつり下げ式。
天井部分の生地には遮光加工を施し、夏の強い日差しに対応。テント下部全周にはスカートを付け、冬場の冷気の流入を防ぐ。3、4人家族での使用を想定し、壁面はできるだけ垂直に近づけ、ユーザーが居室内でかがまなくていいよう配慮した。
一方、初心者向けの既存モデルで同価格の「エントリー2ルームエルフィールド」は24年で生産を終え、バッティングを避ける。
ランドネストシリーズは23年にデビューし、初年度約8億5000万円を売り上げ、従来のエントリーモデルである「アメニティドーム」の規模(23年度約3億7000万円)を上回った。今回の2ルームモデルの投入でラインナップが拡充。新たな定番シリーズとして、マーケットでの定着を図る。