【上海支局】アリババは11月11日まで行った独身の日キャンペーン「13回天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル」が、流通総額(GMV)5403億元(約9兆6000億円)となり、過去最高を更新したと発表した。
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同社の20年同期間GMVは4982億元だったため、前年同期比8.5%伸ばしたことになる。しかし前年伸び率が85%超増だったことと比べると、伸びは落ち着いた。
今年は過去最大の29万ブランドが参加し、うち65%が中小企業、工業地の製品メーカー、新興ブランドで、約7万ブランドが初参加だった。日本ブランドでは化粧品が売れ筋で、資生堂、クレ・ド・ポーポーテ、シュウウエムラなどのブランドが挙がっている。
日本のアパレルブランドも同社の独身の日販促に参加しており、いくつかのブランドは「決済販売額は順調に伸びた」とした。ただ、GMVは淘宝、天猫を含めたアリペイを通じての決済流通総額で、この後1~2週間内での返品率次第でブランド側の収益が変わる。