ショールームセッション(東京、上杉文弥社長)はヘリュー(スペイン)が運営するレザーアクセサリーブランド「ヘリュー」と22~23年秋冬からPR契約を結び、23年春夏からの国内独占販売権を取得した。
ヘリューは14年にスペインで誕生。熟練の職人による皮革の手編みなどが特徴だ。北欧のモダンなポップカルチャーに着想した個性的なデザインと掛け合わせる。また、地中海の伝統的な工芸技術者の継承と福祉を守るための支援も行っている。一つひとつ手作業で作る美しさは海外で人気で、国内でも高感度のセレクトショップが販売している。
定番は、持ち手が鎖編みのミニトートバッグ「ボンボン」シリーズ。光沢感のあるイタリア産のラムを使い、裏地はオーガニックコットンのキャンバス。ラベンダーやレッド、オーシャンブルーなど鮮やかな色も揃える。スモールサイズが税込み5万600円、ミディアム6万2700円、ラージ7万3700円。
柔らかなカーフレザーを使ったギャザーが特徴のバケットバッグもバイヤーに好評という。
「人の手で作られた工芸品の価値が見直されている今、注目度の高いブランド」と上杉社長。知名度向上のためにセレクトショップ内の期間限定店を行う予定。
同社はセレクトショップへの卸売りが中心で、約30ブランドを扱う。スーパーエーマーケットやロンハーマンなど、ブランドのクオリティーを伝えられる有力店に卸す。そのほか自社が運営するセレクト型ECサイト「エスケーパーズ」でも販売している。