スペイン・マドリードを拠点にする「シュープ」(大木葉平、ミリアンサンスフェルナンデス)は10月8日、スペイン製のシューズ「ニューロック」と協業したシューズの秋冬コレクションを発売した。
ニューロックは1929年にムルシア州で創業した靴のメーカーが作る自社ブランド。78年にリブランディングし、チャンキーなソール、ハードなロックテイストのデザインをアイコンにして、世界の人気ブランドになった。パンクロックなどのミュージシャンに愛用され、映画の主人公の衣装として度々登場している。日本でも根強いファンが存在する。
デザイナーの大木は、ニューロックのアーカイブをベースに、曲線のカットやキルティングのディテールを取り入れ、モード感を際立たせるようにそぎ落として再解釈した。メタリックなシュープのロゴをアクセントにしている。サイドを面ファスナーで留めるミドルカットのスニーカー、キルティングのスリッポン、エンジニアブーツタイプの3モデルがある。主にフェイクレザーを使っており、クロコ柄の型押しのみ本革となる。
日本での小売価格は5万1000~7万円。シュープのオンラインショップと日本国内の取扱店で販売する。