細幅資材メーカーのSHINDOは18年春夏向けで、2月の国際素材見本市プルミエール・ヴィジョン(PV)で高い支持を得たリボンやコードを拡販する。
PVでとくに人気の高かったのは「メランジツイストコード」。アクリル・ポリエステル・綿の混紡糸で染色差によって、カラーミックス効果を表現する。カジュアルな表情と、カットしてもほつれにくい機能が支持された。
また、「折り紙シリーズ」では、同社が販売しているリボンの中から選んだ商品に、ボックスプリーツやフリルプリーツなどの加工を施して提案した。17~18年秋冬向けから展開しているが、表現の新しさや凹凸の変化による楽しさが注目されて、国内外で販売量が増えている。
18年春夏向けではポリエステルのオーガンディなどを加えて、清涼感などを演出するとともに、色違いのオーガンディを重ねて透け感を生かした新しい表現も提案している。
天然繊維との組み合わせを意識した麻調のポリエステルによる商品も開発した。ナチュラル感のある、さらっとした風合いが特徴。
さらに20年の東京オリンピックを意識した商品が多様な市場で展開されてきていることを背景に、市松模様のチェック柄リボンを展開する。大小様々なチェック柄のバリエーションで、オリンピック需要の広がりに応える。
いずれもPVでは、欧米の有力ブランドから引き合いがあった商品で、国内でもレディス、スポーツ、カジュアル市場に拡販する。
オーガンディを重ねた新しいリボン