下北沢でグランピング「シモキタテラス」

2017/02/06 06:23 更新


 都心からのアクセスが良く、友人・知人だけでひっそりと、なおかつ手軽にグランピングを楽しみたい。そんな人にぴったりの場所が東京・下北沢にある。街づくりや不動産の開発・運営を手掛けるPOD(神河恭介代表)が運営する「シモキタテラス」だ。

 シモキタテラスは14年にパーティースペースとしてオープンした。下北沢駅から徒歩5分ほどにある3階建てビルの3階と屋上。グランピングができるようになったのは16年夏から。ケータリングサービスなどを手掛けるジー・スタイル(東京)と業務提携しているため、以前からパーティーを開くことはできた。PODはそこから屋上にテントやテーブル、椅子などを設けることでサービスの幅を広げていった。

 最も手頃な料金プランは6品飲み放題の「カジュアルBBQ」(2時間制)。最大40人まで利用でき、1人あたり3980円。都心勤務のビジネスマンやOLが会社の部活・同好会の打ち上げなどで利用するケースが多いという。

 3階は洋室二つ、和室一つがある4LDK(利用可能な床面積は132平方㍍)の元住居空間。プロジェクター、スクリーン、マイク、スピーカーなども備えているため、パーティーだけでなく、文化教室などの場としても利用できる。

 雑貨を集めたマーケットイベントを開催したこともある。場所貸しの場合、午前10~12時は1万5000円、全日(午前10~午後10時)は5万円などのプランを用意し、場所を提供している。

 オープン以降、年々利用者が増えている。今後も多彩な利用方法を提案し、利用頻度を高めていきたい考えだ。ファッション企業に対しても「PRイベントや期間限定の売り場として活用してもらえれば」(神河代表)という。

3階のレンタルスペース。スクリーンの後ろは和室
3階のレンタルスペース。スクリーンの後ろは和室
3階よりも広い屋上のグランピングスペース
3階よりも広い屋上のグランピングスペース

 



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