《再生完了・しまむら②》ブランディング PBの定義を再確認

2023/07/20 14:00 更新有料会員限定


 小商圏の顧客に毎週来てもらうにはどうするか――集客力が課題となった17年度以降の命題だった。目指したのは、価格から企画力にアピールポイントをシフトすること。消費者はいくら安くても欲しい物しか買わなくなっていたからだ。焦点は商品だけでなく、情報発信に関わるブランディングだった。

【関連記事】《再生完了・しまむら①》取り戻す集客力 レジ割よりも企画の魅力

市場調査部が機能

 「ファッションセンターしまむら」で扱うPBは「クロッシー」シリーズ。19年度まではPB比率の引き上げ目標があり、その達成に向けて商品を増やした。このため、ベーシックを中心に素材や作りを重視、品質をアピールするというクロッシーの定義や、コンセプトの〝実感できる毎日〟に合わない物が多数含まれるようになっていた。コンセプトがあいまいになり、販促でブランドとして大きく打ち出すことができなかった。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定連載



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事