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投資は計画通り
――23年を振り返って。
今期(24年3月期)は中期経営計画の2年目。売り上げはほぼ計画並みですが、円安と予想以上のコスト高で損益は計画よりもマイナス。初年度も損益で苦しんだので、今期は多少でも挽回しようと思っていましたが厳しい状況です。
一方で、将来の持続的な成長に向けて中計で掲げた設備投資などは、予定通り進めています。一番の目玉は、化成品事業の投資。シキボウ堺で食品用増粘安定剤のブレンド製品の増産を目的に新工場を建設しており、25年1月に操業開始予定です。
もう一つは、リネンサプライ業を担うシキボウリネンでの設備増強です。これは昨年末に予定通り完了し、本格稼働しています。大阪・関西万博の開催で、ホテルなどのリネン需要の拡大を見据えた投資です。
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