《繊維トップに聞く》シキボウ取締役常務執行役員繊維部門長 加藤守氏 海外ビジネスの可能性広げる

2023/09/05 12:00 更新有料会員限定


加藤守シキボウ取締役常務執行役員繊維部門長

ユニフォーム立て直す

 ――足元の事業環境は。

 第1四半期(4~6月)は苦戦しながらも予算は達成しました。前年同期の実績もクリアしましたし、数字上はまずまず。ただし、分野別に中身を見ると濃淡があります。

 良かったのは中東向け民族衣装用生地の輸出。中東はコロナ禍からいち早く立ち直り、昨年から市況はかなり改善していました。私たちの販売状況を見ても、コロナ禍より前の絶好調に近いレベルに戻ってきた。カジュアル製品も国内の店頭販売が順調ですので悪くない。

 苦戦しているのは寝装や原糸販売、とりわけユニフォームは売り上げが回復傾向にあるものの、利益面で最も苦戦した分野です。原材料コストの上昇分を価格にまだまだ転嫁できていません。エネルギーコストも高止まりで、厳しい状況が続いています。

 ――今後の重点は。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事