《テキスタイル製造卸トップに聞く》柴屋社長 奥野雅明氏 積極的に海外で出展

2024/05/10 11:30 更新有料会員限定


奥野雅明氏

在庫抑え利益確保を

 ――24年1月期を振り返って。

 売上高は32億円で4~6%の増収となりましたが、営業利益段階や純利益は減益。原燃料高と経費上昇が響きました。

 天然繊維、特に麻の高騰が厳しいです。営業活動に伴うスワッチ作成や展示会、広告宣伝費などもあり、人材を確保するために給与も上げました。テキスタイルは増収。数量は微増ですが、単価を上げきれなかった部分があり、そこが減益につながりました。

 今期は財務内容を見直し、在庫が過剰になるのを防ぐことが重要です。作らないと製品は売れませんが、作っても売れるとは限らない。作り過ぎて在庫過多にならないように慎重に取り組みます。

 ――海外にも積極的に出ている。

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