【関連記事】《インターテキスタイル上海25年春夏㊥》開発と特徴の発信がより重要に
「市場にない」が要点
東レグループの長繊維テキスタイル製造、販売会社の東麗酒伊織染南通(TSD)は、機能スポーツ館に出展した。前回9月展に続き、軽量高密度織物「エアータスティック」とともに、独自の未来素材開発プラットフォーム「ブルースペース」による「ハイクロス」開発第2弾を見せた。
25年春夏向けの開発テーマは〝テキスチュアイノベーション〟とし、断面立体構造に挑戦。中国の城壁に似た構造で、空気を含み軽量・弾力・防しわで仕立て映えを追求した。また吸水性、超撥水(はっすい)などの機能性ごとに6品番を提案した。ブースは3日間を通じてにぎわい、「バイヤーは自社オリジナル品を求めて全く新しい素材開発を求めている」とする。