上海高島屋は今年9月28日に全面開業から丸10年を迎える。9月1日~10月10日までを周年イベントと設定し、来年3月まで関連販促を継続して行い、次の10年の運営に向け「SCとして定着」「地元密着」を強めていく。4月に董事長に就いた竹ケ原賢之さんに、上海高島屋のめざす方向性を聞いた。
(上海支局)
――数年を振り返って。
19年上海撤退の撤回、20年から新型コロナウイルス感染症拡大と複雑な店舗運営を強いられました。特に19年に優秀な従業員らを失ったものも大きかった。とはいえ古北地区の富裕層からの支持は強く、前期にはIFRSベースで営業黒字化。ただ館内はコロナ下の3年で資金繰りに苦しむテナントが退店し、空きスペースが増えました。急ぎ12月には全空室を埋め、今年度も営業黒字着地を目指します。
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