繊研新聞社が全国の服飾系専門学校に行ったアンケート調査(有効回答36校)によると、23年4月の入学者数が前年より「減った」学校は53%で、前年比で25ポイント上昇して過半数に達した。「増えた」と答えた学校は22%で11ポイント減、「変わらない」との回答は25%で14ポイント減少。「コロナ下でのアパレル業界の業績悪化を見て、志望者が減少した」など、都心の大規模校を中心に苦戦した学校が目立つ。コロナ禍の影響もあり、厳しい状況が続いている。
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文部科学省によると、全国の服飾家政分野(料理を除く)の専門学校の入学者は、16~20年度には18歳人口減少の鈍化、大学定員厳格化の影響などで、15年度までの6000人台から8000人台に回復。しかし21年度からは、再び18歳人口の減少と大学の定員厳格化の緩和などにより減少傾向に転じ、22年度は5860人となっている。
コロナ下が響く
今回の本社調査では、「減った」と回答した19校のうち「大きく減った」と答えたのは東京や大阪の4校。
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