日本ショッピングセンター協会が8月6日に発表した今年上半期(1~6月)の国内開業SCは10施設(速報値)で、前年同期の18施設を下回った。下期の開業予定は7施設で、年間開業数は昨年の38施設を大きく下回り、調査開始以来最少となる見通しだ。
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上期の主な開業SCは3月にグラングリーン大阪ショップ&レストラン南館(店舗面積2万120平方メートル)、広島駅新駅ビルのミナモア(3万2000平方メートル)、4月にららぽーと安城(6万300平方メートル)、福岡市にワン・フクオカ・ビルディング(1万6000平方メートル)、5月に旧そごう川口店を全面改装したららテラス川口(2万1500平方メートル)など。前年に比べて、規模が大きい施設が増え、平均店舗面積は2万352平方メートル(前年同期は6625平方メートル)に拡大した。
下期は9月3日に三菱地所がマークイズ葛飾金町(1万9311平方メートル)、9月12日にルミネがニュウマン高輪(2万2963平方メートル)、10月3日にイオンモール須坂(約6万3000平方メートル)、11月に三井不動産が三井アウトレットパーク岡崎(約3万5000平方メートル)、秋にイオンモール仙台上杉(約2万9000平方メートル)、イオンリテールがそよら三条須頃(約2万200平方メートル)、丸広百貨店がまるひろ上尾SC(約2万平方メートル)を開業予定だ。