伊セーブ・ザ・ダック(ミラノ)のアウターブランド「セーブ・ザ・ダック」がグローバルに成長している。アニマルフリーやエシカル(倫理的な)をテーマに、12年に中わたジャケットからスタート。徐々にアイテムを広げ、22年度はコロナ禍前の倍の売上高6000万ユーロまで伸びた。今後、旗艦店やECを通じたダイレクト販売を強化し、1年以内に東京にも出店する計画。
創業者でCEO(最高経営責任者)のニコラス・バルジ氏が来日し、取材に答えた。バルジ氏の家は祖父の代から繊維会社を営み、バルジ氏も幼いころから中国、カンボジア、バングラデシュといった国で生産現場を見てきた。08年ごろに父が引退するのを機に新規ビジネスを構想し、動物に優しく、人々に対してもリスペクトを持つという考えから、12年にセーブ・ザ・ダックを立ち上げた。エシカルの背景には、自身が見てきた海外の生産現場や13年にバングラデシュで起きたラナプラザ事故もあったという。
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