サマンサグローバル サマンサタバサの世界戦略を加速

2020/05/08 06:30 更新


 サマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート(寺田和正社長)はサマンサタバサジャパンリミテッドの海外事業を担い、サマンサタバサの世界戦略を加速する。同社は寺田和正サマンサタバサファウンダーの100%出資会社で、サマンサタバサとフィットハウスの合併を機に、サマンサタバサの海外事業を独立して強めることになった。

(武田学)

【関連記事】コナカ サマンサタバサを連結子会社化

 同社は寺田氏が3月10日に設立、サマンサタバサの基本理念の一つ「日本発、世界ブランド」を目指す企業として発足した。サマンサタバサの海外店舗は、中国4店、香港1店、米国1店、シンガポール2店、韓国23店など6カ国・地域37店だ。

 これまでも海外事業は積極的に推進してきたが、国内事業の拡大や円滑化のため、海外への商品供給やブランドPRなどが十分できなかった面もあった。現在は新型コロナウイルス感染の影響で全体に厳しくなっているものの、サマンサタバサがフィットハウスと合併して新たな基盤整備に取り組むことも踏まえ、コナカグループ外で海外事業を専任することで、より精度の高い運営を狙う。

 本社はサマンサタバサ内に設け、当面25~30人のスタッフを確保する。サマンサタバサが国内で進めてきた強力なブランド発信が重点。「これまでサマンサタバサで取り組んできたお客様への感謝と尊敬を伝えるブランド運営を海外でもしっかりやっていく」(寺田社長)とし、25年をめどに海外店舗を200まで拡大する計画。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事