19年度専門店売上高ランキング 107社合計で0.3%減 09年度以来の減収

2020/08/05 06:30 更新会員限定


 繊研新聞社が実施した「19年度専門店ランキング調査」がまとまった。前年と比較可能な107社の売上高合計は4兆6721億3600万円で前期比0.3%減となり、09年度調査以来の減収となった。減収企業が全体の6割を占め、増収を果たした企業の伸び率も鈍化した。粗利率低下、販管費率上昇も続き、営業・経常利益も減益基調だった。新型コロナウイルスの影響は全体としてはまだ軽微だが、19年度のファッション消費を取り巻く環境が、天候不順や増税などにより厳しさが増していたことを裏付ける結果となった。

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 回答があった企業は114社で合計売上高は4兆7119億5400万円だった。前期と比較可能な107社のうち、増収だったのは39社、横ばい2社、減収66社だった。回答企業の決算期は8月期から5月期まで幅広く、調査結果は18年9月から20年5月までの各社の業績を反映したものとなっている。

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