6月下旬から減速
――今期(25年3月期)の状況は。
6月上旬まではフル操業とまずまずで推移しました。前期の受注残でこなしきれなかった分を、今期に持ち越したことも重なりました。これが6月下旬から、急激にブレーキがかかっています。平日の稼働を落とすほどではありませんが、休日の稼働増で110%となっていたような勢いがなくなっています。
ユニフォーム、スポーツ向けなどで流通在庫が滞っている影響が出ているほか、昨年は好調だった中国向け輸出があまり良くありません。欧州も昨年以上に買ってくれるかというと、そんな状況ではない。
生地販売については、ユニフォームの一部商権が新たに加わったこともあり、売り上げにプラスに効いています。
――M&A(企業の合併・買収)も行って染色以外も強化している。
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